[東近江市/SE構法/長期優良住宅]
黒が際立たせるスタイリッシュな家
地域内でもひときわ目を惹くシャープな外観が特徴的なM様邸。家づくりにあたって相談したのは、楠亀工務店1社だけだったそうです。その理由は、まず自分たちが暮らしたい家の理想像を描き、それを実現できる技術やデザインテイストを持った住宅会社はどこか?を調べられた結果だったとのこと。そのため、ご要望においても具体的な「やりたいこと」がはっきりとしており、また、それを実現するためにはどうしようかと、楠亀の設計士と一緒になって考えるプロセスが楽しかったとの感想も完成時にいただきました。
このお宅で印象的なのが、各部でアクセントに使われている「黒」。その効果により、M様ご夫妻が求めていたスタイリッシュな印象に空間全体がまとまっています。
【*耐震等級:3】 木造2階建の住宅ですが、高層ビルや公共施設と同じ手法の「許容応力度計算」を行っており、性能表示制度の計算や仕様規定とは異なります。
- 所在地
- 東近江市
- 敷地面積
- 260.80m²
- 延床面積
- 139.70m²
- 構造
- 木造2階建(SE構法)
- 耐震等級
- 等級3(最高等級)*
- 温熱等級
- 等級4(最高等級)
- UA値
- 0.39 W/㎡K
- ηAC値
- 1.5
- Q値
- 1.57 W/㎡K
- C値
- 0.5㎠/㎡
- 一次エネルギー消費量
- 基準値の40%削減
ウッドデッキを挟み込んだ「コの字型」のプランが特徴的なM様邸。
全てをダーク系色にせず、あえてダイニングのある建物右側を白いボックスでアクセントに。
ウッドデッキにはダイニング側からもリビング側からもアクセスすることができます。
そのまま芝生の庭にも降りることができる気持ちの良い空間です。
外壁はガルバニウム鋼板、吹付け、木材、そしてタイルの4種の材料を組み合わせることで、
単一素材にはない複層的な表情が生まれます。
奥行き感のある玄関ホールには、間接照明の入ったニッチを設けて暮らし方のセンスを感じるディスプレイを。
玄関の横には完全に閉じることもできる大きなシューズクローゼット。
家族みんなの靴などをオープンに収納することができます。
楠亀工務店に最初にご要望された「開放的なリビング空間」をSE構法により実現。
フローリングは足触りが良く冬も暖かいパイン材を塗装して仕上げています。
こちらも初期のご要望であった、吹き抜けを上るリビング階段。
階段背面のレンガ仕上げ壁は、見学会でおうかがいしたお宅を参考にされたとのことです。
ウッド色と黒が基調色のスタイリッシュなダイニングキッチン空間。
料理が得意で土日はキッチンに立つことも多いというご主人の好みが反映されています。
キッチン天板やレンジフード、それに水栓金具も一般的なシルバーではなく黒に。
スタイリッシュなデザインでかつ黒色の水栓を探すのには苦労されたとのこと。
キッチンの背面側はカウンターとして利用。調理をしながらの会話も弾みます。
スツールも、空間全体のテイストとの調和を考えて選ばれました。
階段を上がったスペースは、将来は間仕切りで区切って子ども部屋にすることを想定。
いまはお子さんのプレイルームとして使われています。
転落防止用のフェンスは、M様のお父様が取り付けられたそう。
2階ホール部分は家族との図書室。ご主人の仕事関係の本から、可愛らしい絵本まで、バリエーションに富んだラインナップ。
壁掛けエアコンは「黒」色を最優先にチョイス。また、コンセントのカバーも設計士の提案で黒く塗装しました。
遊びに来た友人が必ず驚くというガラス張りのキャットウォーク。M様も最初は怖かったとか。
ガラスにしたことで、ハイサイドライトからの太陽光を漏らさずリビングに届けてくれます。
都市型ホテルのインテリアを想起させる2階の主寝室。
ここでも照明のスイッチ類は黒に統一することで空間のイメージに馴染むように。
造作の洗面台は海外のリゾートホテルで印象に残ったモルタル風仕上げに。
洗面右奥は、室内干しスペース。さらに勝手口を出ると屋外干しスペースと、効率的な家事動線です。
洗面台を挟んで左側は日常的に利用する衣類等のウォークインクローゼット。「掛ける収納」で畳む手間を省略します。
1階のリビングルームの横に位置して両方向からアクセスできるため、身支度をしたらそのまま外出。
洗面台を浴室から離したことにより、脱衣所兼洗濯室はコンパクトに。
その狭さを感じさせないように、浴室の引き戸は透明にしました。
【お客様の声】
土地を購入してから家づくりをはじめるまでには、一年近く何もしない時期があったんです。その間、「どんな家がいいかな?」を考え、夫婦で話し合ったりしていましたね。イメージしたのは、旅行で訪れたセブ、ベトナム、シンガポール、それにモーリシャスなどリゾート地のコテージやホテル。そのような空間の中で日常の暮らしができれば理想的だな思い描いていました。
そうやって考えてみると、デザインや使う材料に制約の多いハウスメーカーでは思い通りの家づくりは無理かな?とおもったんです。そして、必然的に工務店さんへの依頼を考えるように。そのような時、妻がすすめてくれたのが楠亀工務店さんでした。妻の友達の中にも家づくりの最中だった方や既に家を建てた方がいて、周囲の工務店さんに関する情報が自然に集まってきたのも幸運でした。中でも、夫婦ともが「いいね」と思ったのが楠亀工務店さんだったんです。
結局、楠亀さんだけしか相談には行きませんでした。3〜5社を回られて、そこから絞り込むのが一般的だそうですが、そうする理由も見当たりませんでしたし、そもそも自分たちが理想としていた「開放的な大きな空間」「吹き抜けの中を通るリビング階段」などを木造住宅で実現できるのは、SE構法を採用している楠亀工務店さんしかないだろうとも考えたからです。
いま思うと、楠亀さんにお願いしてほんとうに良かったです。私たち夫婦とも、自分たちが理想とすることには細かいディティールにまでこだわるタイプなのですが、そのような注文にも必ず応えていただけました。また、実現が難しい場合も「できません」ではなく、必ず代案の提案をしてもらえました。そして、時にはいっしょになって「どうしようか?」を考えてくれることも。これはハウスメーカーには無いスタンスでしょうね。
「自分たちが建てたい家」のイメージがある方であれば、ぜひ楠亀さんに相談してみることをおすすめします。きっと全てを叶えてくれると思いますよ。