[近江八幡市/SE構法/長期優良住宅]
八幡山を臨むバルコニーのある家
「雑誌を眺めていてたまたま目が留まったのが楠亀さんの家でした」とおっしゃる奥さま。
その頃は家づくりをまったく考えていなかったものの、自分が家を建てるときは絶対に楠亀工務店にしようとずっと印象に残っておられたそうです。
それに対してご主人は、技術系のお仕事をされていることから、楠亀の住宅性能などについて他社も含めた客観的な評価を行った上で、「これなら大丈夫」と確信されたとか。ご夫婦それぞれの視点で評価をいただき、ご依頼に至ったお宅です。
実際の家づくりにあたっては、部分部分で細かい要望を聞き取るというよりも、生活スタイルや家事動線の理想形を伝えていただき、そのイメージをもとに楠亀の設計スタッフがプラン提案。
その案に対して具体的に詰めていくというスタイルをとりました。時にはO様からも「こういうのはどうですか?」という打診も。
それに対しては、楠亀の設計スタッフがメリットとデメリットそれぞれを指摘。
O様のご主人は、そのやり取りを「お互い技術者だな」と感じたのが印象深いとおっしゃっていただきました。
- 所在地
- 近江八幡市
- 敷地面積
- 308.75m²
- 延床面積
- 138.60m²
- 構造
- 木造2階建(SE構法)
- 耐震等級
- 等級3(最高等級)
- 温熱等級
- 等級4(最高等級)
近江八幡の歴史的な町並みエリアに近いこともあり、外観については気を遣われたそうです。
周囲の景観を阻害せず、それでいてモダンでスタイリッシュな印象に。O様と楠亀スタッフが最も協議を重ねた部分です。
外観の特徴のひとつになっているボリューム感のある玄関ポーチ。
玄関扉の前に格子を設けることで、表の通りからの視線を柔らかく遮るしくみになっています。
珪藻土壁の白とウッドを基調とした玄関ホール。
木片を組み合わせた正面パネルが空間のアクセント。
グリーンも映えます。
天井の一部が吹き抜けとなっているリビングルーム。
掃き出し窓の外はウッドデッキになっているので、天気の良い日は開放して使うこともできます。
リビング東側のウッドデッキ。階段状になっているため腰掛けて使うこともできます。
ウッドデッキと庭の位置関係は、一日の日照変化をシミュレーションして決定。午前中は光があたり、午後は西日を遮るような位置に。
「実際に暮らしてみて正解でしたね」とO様。
ディスプレイ台も兼ねた造り付けのTVボードは、AV機器やDVD等もすべて収納することができます。
足元が空いているためお掃除もラクチンです。
奥さまが「絶対に欲しかった」という和室は、ダイニングキッチンの奥に。
内装の仕上げをLDKと共通化することで、空間的なつながりがでます。
キッチンカウンターと一体になった造り付けのダイニングテーブルには丈夫なスチールの脚を組み合わせて。
ベンチもテーブルに合わせて作りました。
3人がけのベンチが2脚と2人がけのベンチが2脚、さらに椅子を加えれば10人以上でテーブルを囲むことが可能です。
お店のようですね。
ショールームに通って選ばれたというセラミック天板のキッチン。
背面の収納も同じくメーカーのものを選び、天板のみ内装に合わせて造作しました。
洗面台はイタリア製のボウル部分のみを購入し、他の部分は造作しています。
2人が並んで使えるように、蛇口を2つ設けているのが特徴です。
天井の梁がアクセントになっている吹き抜け空間と2階ホール。
ナチュラルな質感の空間にアイアンの手すりがシャープなアクセントを加えます。
将来は部屋として閉じることも可能な2階ホール。
壁の反対側にも同様のスペースと収納棚を備えており、2部屋を設けることができます。
吹き抜けを見下ろす場所に位置するのがご主人の書斎スペース。
部屋にこもって趣味に没頭するタイプではないということでオープンなスタイルに。
思っていた以上に使い勝手がいいそうです。
主寝室の奥には手芸を趣味とされる奥さまの作業スペース。南に面した窓のある明るい空間です。
勾配天井が屋根裏部屋っぽい適度な「こもり感」を創出。制作作業に集中できそうですね。
1階の和室の上に位置するのが4.5帖の広さがあるルーフバルコニー。
近江八幡の古い町並みや八幡山を臨むことができる気持ちの良い場所です。
【お客様の声】
(奥さま)楠亀さんを最初は雑誌で知りました。注文住宅の雑誌です。昔から家やインテリアが好きだったので。その時はまだ家を建てることをぜんぜん考えていなかったのですが、見ていて「ビビッと」ときたんです(笑)。雰囲気がすごくいいなと。それからも、見る雑誌、見る雑誌で目が留まるのがなぜか楠亀さんの家ばかりだったので、自分が家を建てるときも絶対に楠亀さんにしようと思っていました。
(ご主人)とはいえ、他の工務店さんにも10社近く話を伺いに行きましたね。見た目は確かに楠亀さんが素敵なのだろうけど、性能とか他の要素についても比較したかったので。なるべくたくさん見て、検討した方がいいかなと。そこで、各社を比較する「マトリクステーブル(評価リスト)」を作ったんです。最初は項目として「デザイン」「コスト」ぐらいしか思い浮かばなかったのですが、各社と話をしていく中で、「居住性」「更新性」「会社としての信頼感」「スタッフの人柄」などの項目を追加していきました。
そうやって評価した結果、最後の1〜2社にまで絞り込んだの中に楠亀さんが残ったんです。それならばと、奥さんのプッシュする楠亀にお願いすることにしました。奥さんがファンだったからというだけでなく、客観的な評価からも楠亀さんに至ったんです。
また、スタッフさんも真摯に対応していただけたということも、楠亀さんにお願いするに至ったという理由の一つです。「そろそろ楠亀さんに決めようか」という時にあらためて訪問したのですが、その時もデザインや間取りのことではなく、居住性や構造計算といった住宅性能がいかに大切かということを丁寧に話してくれました。また、「うちに決めるかどうかに関係なく、読んでください」と手渡されたSE構法に関する本の内容も、共感できるものでした。
自分も技術関係の仕事をしており仕事柄いろいろな会社さんと話をするので、おまかせして安心かどうかは、なんとなくですが直感的にわかるんです。ましてや家は消耗品ではないので、長い目で見たときに楠亀さんにお願いすべきだなと感じたのが決め手でしたね。